父と祖父が私の目標で原点です。
私が大工になろうと決めたきっかけは、私がまだ幼い頃、祖父と父が自宅にお手製のバスケットゴールをつくったことです。簡単につくり上げてしまうその姿はとても格好良くて、気づいたら私も大工という物づくりの世界に飛び込んでいました。
お客様のイメージを超える事が大切です。
大工というのはとても難しい仕事です。お客様の頭の中のイメージから実際の建物をつくり上げていくのはなかなか難しいものです。でもだからこそ、お客様のイメージを超えるような良い建物が完成した時にはお客様も喜んでくれますし、自分の中でも達成感が大きいです。ある時、完成してから数年後の家にお伺いさせていただいた時がありました。その時、お客様に「快適に暮らしています」と言われた時はすごく嬉しかったです。今でもすごく覚えています。
実は、大変で手間のかかる仕事が楽しい
大工の仕事というのは、完成したら見えなくなる仕事も多いです。少し手を抜いても家の形になってしまいます。でも、そんな家はお客様に渡せません。大工の責任として、見えなくなるところこそ丁寧にやります。見えなくなるところをきちんとやることが何十年後に影響が出てきます。
また、自分の全力を出し切った方が仕事も楽しくなります。
初めて挑戦する仕事や工夫しなければいけない時、頭を悩ます仕事は大変です。でも、悩みながら楽しんでいる自分もいます。それを乗り越えて達成したときの気持ちをイメージしてワクワクしているのかもしれません。
仕事の中で特に楽しいのはお客様がワクワクしながら打ち合わせをしている時です。気づいたら自分までワクワクして打ち合わせをしてしまっています。
私たちは暮らしと思い出をつくり出す、地元とお客様によりそう会社です。
家は「起きて」「食べて」「寝る」だけの場所ではありません。そこに住む人々である家族の「暮らしと思い出をつくる」ものなのです。
日常生活の思い出を振り返る時、その背景はほとんど「家」です。「家」でその思い出の風景が変わるのです。その家でも暮らしが思い出になります。
私たちと一緒に、「どんな暮らしをして」「どんな思い出が出来ていくのか」をイメージしながらワクワクで溢れた家づくりを一緒にしましょう。