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無垢材のこだわり

mukuzai

木造住宅なので、まずは木について。

「自然素材の木を使う」と言って、ベニヤや集成材を使っているのは、ちょっとどうなのかなと思います。

ベニヤや集成材は、本物の木を使って作られてはいますが、接着剤で固めているものです。

無垢の木ではありません。

合板は湿気に弱く、耐久性が無垢よりも落ちます。

自然素材の木といったら、無垢の木を使うのは大前提です。

湿気の影響があるところは、下地にも合板ではなく無垢にこだわりたいところです。

もちろん、仕上げ材にもこだわりたいところです。

 意匠的にも、合板と無垢では大きく印象が違います。

さらにこだわると、乾燥方法も大事です。

無垢を使ってると言っても、人工乾燥の木材がほとんどです。

大きな窯に木を入れ、高温で一気に乾燥させる方法で、乾燥時間が短くて済み、大量の木材を生産できます。

しかし、木の芯が割れてしまい、木の長所である粘り強さがなくなります。

また、本来の色・つやがなくなってしまい、香りも焦げ臭くなります。

大量生産はできませんが、やはり本物の乾燥方法は昔ながらの天然乾燥です。

(中湿・低湿乾燥という方法もありますが、天然乾燥が一番だと思います。)

言葉の通り、自然の太陽・雨・風によって乾燥させます。

半年~一年、自然に乾燥させます。

表面は割れますが、芯はあまり割れず、木の粘り強さが発揮されます。

また、木の本来の色・つや・香りが出て、美しく、癒されます。

せっかく無垢の木を使うのであれば、天然乾燥材をオススメします。

ぜひ天然乾燥材で!

(材木屋さんへ行き、乾燥している様子を見学に行けます。ぜひ行きましょう)

<浅井住宅の木使い>

桧の柱、杉の梁など、無垢の構造材をそのまま化粧で見せます。

 (天然乾燥材なので、本来の木のつや・香りが出ます)

・床はもちろん、天井や壁にもバランス良く木を使います。

 使いすぎてもうるさくなるので、バランスが大事です。

・建具も、ベニヤや新建材ではなく、無垢の木にこだわります。

・仕上げ材だけではなく、床の捨て貼りなどの下地材にも極力合板は使いません。

 (耐力壁に使う事はあります)

・木の味わいが家の表情を豊かにして、暖かみを持たせます。

・一枚板は、木の表情を最大限に活かすことができ、家に重厚感が出ます。

・面白い色や形の柱もあり、その家の象徴にもなります。

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