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屋根、野地板(N様邸)
2019-09-13
今回、初めてやってみたことがあります。
野地板を垂木に対して斜めに張ってみました。
普通は、垂木に直行方向に張ります。
建物に平行というか。
もちろん斜めに張るのは面倒です。
手間がかかります。
なぜこんなことをしたのか、強くするためです。
家は、壁だけではなく、水平方向の強度も強くしないといけません。
なので、二階の床もがっちり固めます。
それと同じで、屋根面も固めないといけません。
これには、合板を使ったり火打ち梁(斜めの梁)を使ったりします。
しかし、合板は耐久性や住環境に問題あり。
火打ちは天井を張るのに邪魔。
そんなこんなで、無垢の野地板を斜めに張るというやり方に落ち着きました。
合板の野地板を使った場合と同じくらいの強度が出ます。
やってみた感じ、強そうだし健全な感じがします。
良い感じです。
今後の浅井住宅のスタンダードになっていくと思います。
では、また。
建前2(N様邸)
2019-09-12
こんばんは。
昨日の続きです。
昨日はざっと流れを説明しましたが、今日は家の中身のこだわりの一部を2点だけ。
二階の床の下地の話です。
現代の家は、水平の横揺れの強度を出すために、構造用合板を梁に直接張っていくのが一般的です。
浅井住宅も同じやり方ですが、違うのは使っている材料です。
構造用合板などのベニヤ関係はなるべく使いたくないので、杉板のパネルを使っています。
こちらの方が強度もあるし耐久性もあるし、住環境にも良いです。
そして、見た目も自然で、なんだか良い感じ。
右の写真は、一階から見上げている写真です。
このままでもきれいですが、天井は張ります。
紙が巻いてあるのは天井を張った後も化粧で出てくる梁です。
紙をはがしたらきれいな杉の梁が出てきますので、お楽しみに。
次に、軽く木の組み方のこだわりを。
渡り顎という木の組み方をしていますので、梁が家の外側に飛び出しています。
一般的にはアリという組み方で組んでいくのですが、渡り顎の方が粘り強いし荷重も下へ伝えやすいと思います。
渡り顎は、昔から日本建築では主流のやり方ですが、今では珍しいです。
木の粘り強さを発揮してくれる工法で、浅井住宅の特徴の一つ。
工事を進めながら、浅井住宅の特徴を少しずつ紹介していきます。
現場にもぜひ見に来てください。
ご連絡、お待ちしています。
では、また。
建前1(N様邸)
2019-09-11
では、また。
明日も続きを載せまず。(多分!バテてなければ。)
材料搬入(N様邸)
2019-09-08
建前に向けて、材料の搬入をしました。
刻み終わった材料がどんどんこれで運ばれてきます。
これでもまだ一階分。
当日、二階分と屋根関係が運ばれてきます。
さあ、いよいよって感じになってきました。
雨が降っても大丈夫なように、ビニールをかけた上にブルーシートもかけておきます。
特に化粧柱や化粧梁があるので、そこは重点的に。
いきなりシミがあるのはちょっとね。
ということで、あとは足場を作って建前です。
雨の心配は無さそうですが暑さが心配!
暑さに弱いもので…。
でも、空調服着てクールタオル巻いて頑張ります!!
安全第一頑張ります!
この、建前独特のワクワクドキドキの感じを味わいます。
では、また。
土台据え(N様邸)
2019-09-05
こんばんは。
地盤改良が終わり、基礎もいつの間にか終わっています。
基礎の記事を書くのを忘れていました…。
基礎の記事を書くのを忘れていました…。
さあ、基礎の養生期間も十分です。
(コンクリートの強度をある程度出すために、2~3週間はほったらかし期間が必要です)
で、次は土台。
いわゆる、土台据え。
いわゆる、土台据え。
建前の前に終わらせちゃいます。
基礎に、土台の位置を墨の糸で打っていきますが、つまり、これが建物の位置になります。
なので、コンマ何ミリまできっちり測ります。
なので、コンマ何ミリまできっちり測ります。
アンカーボルトの穴をあけたり、基礎パッキンを取り付けたり、やることたくさん。
一日かかってしまいます。
ちょっとしたポイント。
・土台は桧の芯材を使っています。強く、耐久性もあります。
・土台の上にすべての柱を乗せてしまうと、土台に負担がかかり過ぎます。いくら強い桧の芯材といえども、ちょっとしんどい。
なので、要所要所の柱は基礎まで落として、直接基礎まで力を伝えます。
(左の写真です)
・土台に乗る柱は、ホゾというやり方で土台にさします。ホゾの深さも、50ミリとかではなく、土台を貫通させてしっかりと差し込みます。120ミリささるので、明らかにこちらの方が強くしっかりしています。
(右の写真です)
以上、土台据えでした。
では、また。