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大貫(N様邸)
2019-09-24
こんばんは。
浅井住宅の構造のこだわりの一つである、大貫が入りました。
日本の家は昔から土壁で作られています。
その土壁をつくるために、貫というのを柱に通していきます。
その貫を厚くした大貫を入れていきます。
柱に、30×120ミリの穴を空けて、27×105ミリの板を柱に通していきます。
通したら、楔を打ち込みます
現代の家に使われている構造用面材や筋交いは、家は固くなるのですが、震度7が何度かきたら壊れてしまいます。
その時に大貫が力を発揮します。
秘密兵器です。
貫は、固さはないので、家が揺れたり傾いたりはします。
しかし、倒れることはほぼありません。
震度7が何度かきた時は、どれだけ固く固めていても、家が無事でいることは難しいです。
そんな時は、倒れないことが大事です。
とりあえず、雨風しのぐ場所が必要です。
固く固くしているだけでは、その耐力を超えたときに一気に壊れて倒れてしまいます。
そこで、筋交いや構造用面材を使って固くは設計しますが、それらがダメになってしまった時のために、柔らかく耐えてくれる大貫を入れています。
では、また。